産業ケアマネへの道⑧

先週、経済産業省が主催する、仕事と介護の両立支援セミナーに参加してきました。

産業ケアマネとして、育児や介護を担う従業員だけでなく、全従業員に対してのワークライフバランスについても企業と考えていかなければならないということを知り、大きな学びがありました。

ワーク・ライフバランスとは、政府広報オンラインによると「働くすべての方々が、『仕事』と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった『仕事以外の生活』との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方」と定義されています。

働き方も、働く人も多様になっている今の時代に、配慮が差別にならないように考える必要もあると考えさせられました。

産業ケアマネとして、『介護が始まる前の事前準備や情報収集』、『お互い様の環境作り』がいかに重要であるかということをお伝えしていますが、いざ介護がスタートしてから働き方を大きく変えることはやはり大変。

介護休業後の復職以降も仕事と介護の両立が続く場合、その後の働き方がうまくいかなければ結局離職につながってしまうリスクがあります。

介護を考えるときに、日々の働き方そのものを見直すきっかけになれば、いざという時、企業も従業員の皆様も慌てないで済みます。

私が産業ケアマネ活動の中で、テーマとしてお伝えしていること。『幸せな働き方を叶える』

これは介護との両立についてまずは企業が前向きにとらえ発信し、その安心できる環境の中で、従業員の皆様が自身にあった働き方を選択できることで成り立っていきます。

来年度には、いよいよ育児介護休業法の制度改正がスタートし、介護離職予防研修が、企業に義務化されます。さぁ、産業ケアマネの出番です!!しっかり学びを深め準備していきたいと思っています。